これからの住宅のかたち

自宅をバリアフリーに改造するには

玄関
住み慣れたわが家で、できる限り自立した生活を続けたい。
そして、いつまでも快適に暮らしたい。そんな夢をかなえるポイントが、廊下や階段に手すりを設置することです。
家の中を安心して動き回れるのは、暮らしの基本。
手すりをつけることで、快適性がアップします。

上がりかまち用手すり
玄関での靴の履き替えや、上がりかまちでの上下の移動が安全にできるように手すりを設置します。
  ベンチ設置の場合
ベンチを設けることで靴の履き替えは楽にできます。手すりはベンチへの立ち座りで使用します。
※ベンチの両側に手すりを設けるのが理想です。

階段
階段昇降用手すり
・片側てすりの場合は、降りる際の利き腕側にくるように設置します。
・手すりは段鼻から75cm程度の高さにします。
・手すりの端部は廊下の手すりと連続している場合を除き、なるべく20cm以上水平に延ばします。
※最上段の水平部分がないと、降りる際に手すりを持とうとして前のめりになり危険です。

洗面・脱衣所
服の着脱衣のときは片足立ちになるため、バランスを崩し転倒の危険があります。手すりにつかまることで、安全に衣服の着脱ができます。   ベンチに座ることでより安心して着脱衣できます。

玄関
つまづきやすい浴室の段差、水に濡れた洗い場での移動、片足立ちになる浴槽への出入りなど、浴室内の動作は身体が不安定になりがちです。
安全に入浴するためにも、浴室内の手すりは数ヵ所につけるとよいでしょう。
使う人の身体状況に合わせて設置してください。

浴室内立ち座り用手すり
(横、L型手すり)

横手すりは浴槽リム面からあまり離れていない方が、使いやすい高さです。風呂ふたの開け閉めに響かないように、浴槽リムから10~15cm程度上に取付けます。
  浴槽出入り用縦手すり
縦手すりは浴槽縁の真上に近い位置になるようにします。洗い場床面から80~140cmを握れる高さに取付けます。

トイレ
移動や立ち座りが続くトイレは、からだのバランスをくずしやすい場所です。
また、家の中でも使用頻度の高い場所がトイレです。
より長く自立した生活を続けるためにも、トイレの手すりは欠かせません.
スペースやからだの状況に合わせて、設置するようにしましょう。

立ち座り用手すり(縦、横、L型手すり)
便座に腰掛けた状態で、ラクに手が届く位置に取付けます。
(縦手すりを握る高さは70~125cm程度です)

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