税務相談室
※法改正により、内容が変更になっている場合があります。
平成28年4月15日発行

[特別連載]日本史上初のマイナス金利発動!
〜未知の領域に踏み込んだ金融政策の影響〜

(vol1)

今年一月二十九日に日銀がマイナス金利導入を公表してから二ヶ月余りが経過しました。この政策が、実体経済にどんな影響をおよぼすのか?生活には?賃貸経営には?といろんな疑問が多いかと思います。
そこで今回は、マイナス金利導入の効果を見ていきたいと思います。


まず「マイナス金利」とはそもそも何でしょう?
マイナス金利とは、分かりやすく言うと、「民間銀行が日銀にお金を預けているのに利息はもらえず、代わりに手数料を渡さなければならない状態」です。
私たちで考えると、銀行にお金を預けてるのに何故か利息が付かず、手数料を取られマイナスになる状況です。
こんな状況なら当然、民間銀行は「日本銀行に預けているくらいなら、金利を下げてでも融資をしたり、自社で運用をしたりする方がいい」という判断になりますよね。
これが市場にお金を流すことで活性化させる「マイナス金利政策」なんです。

真っ先に影響が出ているのが、国債の利回り、銀行の預金金利、住宅ローン金利です。
中でも住宅ローン利率を下げる動きが注目を浴びている現状ですが、賃貸オーナー様にとっては「好機」とも言えます。なぜか?
それは、アパートローンが住宅ローンに連動するケースが多いからです。住宅ローンの影に隠れがちですが、アパートローンの借入金利も減少しています。

では、今回のマイナス金利で、賃貸マンションを建てるべきか?建て替えるべきか?ローンの借換えを行うべきか?
個別の事情は慎重に考慮すべきですが、答えはもちろん「YES」です。




1級ファイナンシャルプランニング技能士
土井 健司さん
 
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