家具を固定させ、転倒を防止
天井がしっかりとしているコンクリート住宅の場合、天井と家具の間に突っ張り金具を入れ、上下に突っ張って固定する方法がおすすめです。できるだけ壁面の家具の両端に垂直に立てるとよいでしょう。また、家具の全面に合成樹脂やゴム製の安定板をはさむことで、重心を後に移し前に倒れにくくする方法も有効です。
家具の中身を飛び出させない
地震の時、困るのが家具の中身が散乱すること。簡単にネジで取り付けることができるラッチをストッパーにすると安心です。扉の内側につけるタイプのラッチもあるので、インテリアも損ねません。オープン棚の場合は、突っ張り棒などを使って棚板にガードをしておきましょう。ただ、万全ではないので、落ちて危険なものは、扉付きの家具に飾ることをおすすめします。
家具の配置場所にも気を配る
眠っている無防備な状態に家具が倒れると危険なので、できるだけ寝室には背の低い家具を置きましょう。特に、高さが奥行きの3倍以上の家具は危険です。また、家具が倒れるとドアが開かなくなる可能性が高いので、出入り口付近には家具を置かないよう心がけたいもの。家具を倒れにくくするには、重いものは下段に入れ安定感を持たせるとよいでしょう。
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