これからの住宅のかたち

バリアフリー住宅

住宅金融公庫が最も低い金利で融資が受けられる住宅の条件として「バリアフリータイプ」の基準を設けて以来、バリアフリー住宅は言葉としては、すっかり定着したようです。高齢者や子供でも安心して住めるバリアフリー住宅は誰にとっても快適なはずですから、これから住宅を選ぶならバリアフリー対応はおすすめです。
また最近では住宅だけでなく街並みや環境全体をバリアフリー化させるニュータウンも登場しています。さらにバリアフリーの考え方を一歩進めた「ユニバーサルデザイン」を取り入れる動きもみられます。

バリアフリー住宅の概念図

 公庫の「バリアフリータイプ」基準の概要

項目 内容
段差の解消 高齢者等の寝室のある階の全居室(食事室が同一階にない場合は食事室を含む。以下同じ)、便所、洗面所、脱衣室、玄関ホールおよびこれらをつなぐ廊下の段差を解消
※居間の一角に設ける畳コーナー、浴室の出入り口、上がり框部分、バルコニー等への出入り口を除く
通行幅の確保 高齢者等の寝室のある階の全居室、便所、洗面所、脱衣室、玄関ホールをつなぐ廊下の幅は78cm(柱の出ている部分は75cm)以上
※手すり部分はないものとみなす
高齢者等の寝室のある階の全居室、および玄関ホールの出入り口(玄関の出入り口を除く)の幅は75cm以上、浴室の出入り口の幅は60cm以上
階段の形状 階段の各部寸法は次の条件を満たすこと
勾配は22/21以下、踏み面の長さは19.5cm以上、かつ「(踏み面の長さ)+2×(蹴上げ=1段の高さ)」は55cm以上65cm以下
手すりの設置 浴室および住宅内の階段には手すりを設置
浴室の広さ 短辺内のり長さは130cm以上、面積は2?以上
部屋の配置 高齢者等の寝室と便所は同一階に設置

高齢者向けバリアフリー住宅   自宅をバリアフリーに改造するには
高齢者向けバリアフリー住宅とは、加齢によって身体の自由が利かなくなった居住者でも、安全に便利に、快適に生活できるよう設計された住宅のこと指します。


住み慣れたわが家で、できる限り自立した生活を続けたい。
そして、いつまでも快適に暮らしたい。
手すりをつけることで、快適性がアップします。



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