設備電気の使い方

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電気

●分電盤

住宅用分電盤は、安全ブレーカーや漏電遮断器(希望により設置)、アンペアブレーカーなどにより構成されます。

・アンペアブレーカー
契約容量以上の電気を使うと、アンペアブレーカーが作動し電気が切れますので、使用中の電気器具を減らしてからアンペアブレーカーのつまみを上げてください。
※関西電力、中国電力エリアには、アンペアブレーカーは設置されていません。

・安全ブレーカー
安全ブレーカーは、回路別に電気の使用量が許容量を上回ると、自動的にスイッチを切り、電気の供給を止める装置です。安全ブレーカーがはたらいた場合は、その回路の使用電気器具を減らしてから安全ブレーカーのつまみを上げてください。
使用電気器具を減らしても正常にならない場合は、器具または配線のトラブル等が考えられますので、管理会社に連絡してください。


・漏電遮断器

分電盤内蔵の漏電遮断器は、回路のどこかで漏電があると、素早く見つけて自動的に電気を止める装置です。漏電遮断器がはたらいた場合は、次のような応急処置をして、管理組合に連絡してください。

1. 回路別安全ブレーカーのスイッチをすべて切る
2. 電気器具、配線器具に人が触れていないかを確認する
3. 漏電遮断器を入れる
4. 回路別安全ブレーカーをひとつずつ入れていく
5. 漏電遮断器が再び切れたとき、その回路で漏電していることが分かります
6. 漏電している回路の安全ブレーカーのみを切り、漏電遮断器を入れる

●電気の取扱い

・漏電とは
屋内電気配線や電気器具は、電気が漏れないよう「絶縁」されています。しかし、絶縁物が古くなったり、傷付いたり、水がかかったりすると、金属部分などに電気が漏れ「漏電」が起こります。特に、水を使う器具には注意が必要です。
漏電は、感電や火災の原因にもなるので十分注意しましょう。

・感電とは
漏電している器具に触れてしまうと、電気はその人の体を通り大地に流れていきます。これが「感電」です.その程度が弱いときはショックだけですみますが、強い電流が流れた場合は人命にかかわるおともあります。
体が水に濡れると電気が通りやすくなるので、濡れた手では電気器具をさわらないようにし、水気のあるところで電気器具を使用する場合には必ずアースをするなどの注意が必要です。

・洗濯機のアース接続
洗濯機は水を使用する関係上、漏電や感電が起こりやすいので、専用コンセントの下部についているアース端子に接続してください。また排水チャンバー(洗濯機のホースを接続して排水するもの)、およびドレンパン(洗濯機を設置する防水パン)を使用している場合、いずれも排水の差込口にしっかりとホースを差し込まないと、思わぬ水漏れや漏電事故となります。

・注意事項

家庭のコンセントは1口から約15アンペア(消費電力1500Wに相当)の電気が使用できます。タコ足配線やプラグとコンセントの間のホコリは、火災の原因となりますので注意してください。
照明器具の電球に、表示ワット数以上の電球を使用すると、熱でカバーや器具が変形したり焼損して落下する恐れがあり危険です。
●冷暖房器具

所定以外の場所にはつけられません。クーラーの取り付けについては、専用コンセント、貫通スリーブ(壁に穴があけてあり、プレートでふさがれています)の位置を確認の上、業者に依頼してください。
外壁は共用部分になりますので、貫通スリーブ以外のところに穴をあけることはできません。
また、エアコンのフィルターにほこりがたまると冷房が効かなくなる上、電気代もムダになります。シーズン中は2週間に1度はフィルターの掃除をしましょう。


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