◎モノのお家を決め、最短距離の場所に
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収納は、使うためにすること。 |
「どんなときに、どのくらい使うか」を頭に描きながら、収納場所と方法を考えましょう。モノに置き場所がなかったら、まずその定位置を決めます。その場合、使いたいものを使いたい場所に置くことが大切です。
例えば、子どものおもちゃ。子ども部屋を別に設けていても、子どもは母親のいるリビングで遊びがちです。すぐ遊ぶかもしれないものを、わざわざ別の部屋に片づけたくはありません。大きなかごにおもちゃを入れ、リビングの決まった場所に置くと、子どもは自分で片づけるようになります。アイロンや掃除機も同じ。リビングで使う回数が多いのだったら、リビングの近くに収納場所を確保した方がいいでしょう。夫の背広のポケットの小物は、寝室ではなく、リビングに小さなかごを置いて入れるようにすれば、テーブルが散らかりません。 |
◎よく使うものは、出し入れのしやすい収納に
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収納場所を使う場所から「最短距離」にしたら、収納方法は「最少の手間」にしましょう。 |
例えば、ダイニングテーブルにボールペンが出しっぱなしだとしたら、それは引き出しという定位置があっても、引き出しを引くという行為が面倒だからです。きれいなペン立てにたてた方が、ずっと片づきます。
衣類について考えてみましょう。押入れに引き出しケースを入れた場合、襖を開ける、引き出しを引く、という2回の動作が必要です。ふた付きのケースの場合は、襖を開け、ケースを取り出し、ふたを開けるという3回の動作が必要。よく使うものをふた付きにいれると、しますのが面倒なため、出しっぱなしになりがちです。普段着はすぐ取り出せる場所に、週に1回ほど着る服は引き出し付きに、オフシーズンのものはふた付きに、というように収納するといいでしょう。布団も同じ。お客様用布団などは圧縮袋を使って、押し入れの奥にいれましょう。 |
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