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涼しく見せるインテリア

(from 190号)
蝉の鳴き声が、強い日差しをよりいっそう意識させる盛夏。
ついついエアコンのスイッチを入れっぱなしという方も、インテリアをちょっと工夫して”涼しさ”を演出してみませんか。 清涼感のある部屋で、どうぞ暑い夏を快適に乗り切ってください。

色をかえてみる
涼しさを感じさせる寒色の代表は青色ですが、清涼感を得るためには視界に広く入ることが必要です。その際、部屋の配色をチェックし、フローリングや家具など茶系が多く使われている場合には青色との相性があまりよくないので、むしろ白やオフホワイトを取り入れる方が自然な涼感が演出できます。柄も無地かストライプなど、できるだけ色を混ぜないことがポイント。色柄の強いものには白い布をかけるなど、現在のインテリアから暖色を取り除く方法を工夫してみてください
観葉植物や季節の花など、グリーンを取り入れるのも効果があります。意外に気がつかないのが電球の色。黄色い光の白熱電球などを使っている場合は、昼光色の蛍光灯に取り換えると部屋全体がさわやかに感じられます。
素材をかえてみる
カーテンやクッションカバーなど、綿や麻など天然素材のものにかえるとぐっと室内が涼しげになります。和室のふすまをはずして暖簾やすだれにかえてみるのもおすすめ。すだれは色々なタイプのものがあるので、テーブルクロスやタペストリーとして楽しんではいかがでしょうか。
「透ける」素材もぜひ活用したいもの。ガラス製の器に水を張って花を浮かべたり、窓辺にきれいなガラス瓶を並べたりするととてもおしゃれだし、窓にレースカーテンだけをかけて涼しさを演出するのもひとつの手です。また、竹や籐などで編んだ籠に野の花を生けても季節感のある生活が楽しめます。注意したいのが、風鈴。その音をめぐって近隣トラブルになることもあるので、下げる場所には十分配慮したいものです。
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