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自然光を上手に取り入れよう 横型ブラインドの活用法

(from 234号)
まだまだ寒い日が続いています。こんな時期だからこそ窓からさし込む自然光に包まれると、心まで温かくなるような気がします。そのような自然光を自由にコントロールできる優れたインテリアが、横型ブラインドです。生活の知恵から生まれたブラインドで快適自在な部屋づくりをしてみませんか。

水の都ベニスが生んだ横型ブラインド
その昔、街中に水路がめぐらされた水の都・イタリアのベニスでは船で人や物資を運んでいましたが、水路沿いの家にとっては水面から照り返す光や、窓のすぐ前を行き交う船からの視線が悩みの種でした。そこで生まれたのが、横型ブラインドです。
横型ブラインドの3大メリット
調光・通風
横型ブラインドは、多数の水平なスラット(羽根)の傾斜角度 を自由に調節できるしくみになっています。直射日光を遮りながら明るさをとり入れたり、 風の通りを調整したり、外からの視線も防ぐことができます。スラットをすべて閉じてしまえば遮光も可能です。
冬は日ざしを部屋の中にとり入れ、明るくあたたかく。夏は強い直射日光を遮りつつ風をとり入れ、涼しい室内に。
省エネ
夏は強い日射しを遮り、冬は部屋の温かな空気が外へ流出することを防ぐので、省エネにつながります。黒は熱の吸収率が高いので寒い季節には最適ですが、夏の冷房効果を高めるには白や明るい色のブラインドが有効です。
プライバシー保護
スラットの角度を調整することで、部屋から外が見えていても外からは部屋の中が見えないように、視線をコントロールすることができます。
上からの視線をカットするにはスラットの凹面を室内側に、下からの視線を防ぐには凸面を室内側に向ける。
いろいろな種類のブラインド
大きな窓には縦型ブラインド
縦型ブラインドは、多数の細長いルーパー(羽根)をレールにつり下げた構造になっており、縦長窓や大きな窓 に最適です。ルーバーを回転させる ことで日射しや外からの視線をコントロールできます。
狭い部屋にはロールスクリーン
巻き上げ式のロールスクリーンの特徴は、自由な高さで止められることと、巻き上げた時にコンパクトなパイプ状におさまることです。レース調や竹や和紙を使ったものなど生地や柄の品揃えも豊富で、部屋の雰囲気に合わせて選ぶことができます。
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