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光ひとつで部屋の表情が変わる!
照明で空間のコーディネイト

(from 250号)
居心地のよい部屋、快適な空間を演出するために決め手となるのが「光」です。光とうまく付き合うと、驚くほど部屋の表情が変わります。そこで、今回のテーマは「照明」です。照明に関する基礎をふまえ、空間演出や部屋のインテリアのヒントにしてみてはいかがでしょう。

光の強さや高さ

 
朝と夜で照明の明るさを変える
光の強さや位置は、人間の気分や行動に大きな影響を与えます。照明は朝から昼間を明るく、外が暗くなるにつれて、照明の明るさを落としていくのが基本です。特に朝は強い光を浴びると、ぱっと心地よく目覚めることができます。光源の位置についても、天井から立った時の目の高さへ、手元へ、足元へと徐々に低く身体に近づけていくといいでしょう。

一室に多灯

 
見せる照明と間接照明をうまく利用
メインとなる照明は1つか2つで、他は間接照明として、鉢植えやソファーの裏に隠すのがおすすめです。灯のバランスとして、リビングでは照明の全体を10とすると、天井:4、中間域:4、床面:2の割合がよいでしょう。天井の照明は部屋全体を照らし、間接照明は空間全体にやわらかく光をまわしてくれます。中間域にハイスタンドやクリップ型のスポットを使うと、空間の表情が劇的に変わります。

背景を工夫

 
光のための舞台づくり
間接照明を設置する際に大切なのが、天井や壁など照らす面をごちゃごちゃにせず、すっきりきれいにしておくことです。玄関などはグリーンの後に間接照明を置くと、ほっとするような安堵感が演出できます。寝室はベッドのヘッドボードの裏に壁や天井をやわらかく照らすと、気持ちが安らぎます。ダイニングなどでは壁の絵にスポットを向けると、リラックス空間ができあがります。

電球を統一

住まい全体に落ち着きをもたらす
白熱ランプやハロゲンランプで電球を統一すると、住まい全体に落ち着きが出てきます。これらは光源自体が燃えて出る光なので、あたたかくやさしい光を放ち、色の再現性が高いのが特徴です。そのため肌の色がきれいに見え、陰影がつき立体感が出ることで料理をおいしく見せてくれます。どうしても蛍光灯でなければならない場所は、白熱ランプの光に近い色の蛍光灯を使うとよいでしょう。

 




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