◎植物選びで悪条件をクリア
植物を育てるには、やはり手入れが必要。養分や水は人の手でどうにかケアできますが、日光や温度は、育てる場所で異なります。限られた時間しか日が当たらない場所で育てるわけですから、植物選びが大切です。
1日3時間ほどの日照があれば、コンテナガーデンは育てられます。日が当たらない場合は、できるだけ日の当たる方へ移動させます。北側のベランダなどでは、アイビーなどのシダ類やアジアンタムなど強い光を好まない植物にするといいでしょう。
西向きのベランダは、強い西日がさし、植物が葉焼けや乾燥を起こしやすい場所。対策としては、よしずや遮光ネットなどで日よけをすること。コンクリートのベランダでは床面の熱によって植物が弱ることもあるので、ウッドパネルなどをひこのもいい方法です。アサガオやニチニチ草、ベコニアなどは、強い日射しの中でも美しい花を咲かせます。 |
◎空間を利用して狭さを解消
庭のないマンションでは、植木鉢などに花や草木を植えたコンテナガーデンが便利。ひと鉢からでも育てられ、動かしやすいため狭いベランダでも簡単にできます。
限られたスペースを生かすには、飾り方を工夫するといいでしょう。コンテナガーデンは、さまざまな飾り方ができます。たとえば、ハンギングバスケットのように吊るすタイプは、壁や空間をうまく利用できます。手すりがある場合、手すりにかけられるタイプにすれば、高さが出て雰囲気が変ります。
立体的に植えると、見栄えがよくなるだけでなく、植物への日当りもよくなります。 |
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