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【2012.4.9 更新】
今回は、家具対策をすることで“逃げ道を確保する方法”を紹介します。

収納家具と天井の隙間をなくす

収納家具などが倒れるのは、家具の底辺の片方が持ち上がるためです。従って家具と天井との間の隙間をなくせば、家具は天井に抑えられて持 ち上がることができないのです。天井と家具の間をぴったり埋める高さの収納ユニット家具を天井との間にきっちり押し込むようにはめ込むと 倒れません。市販の横H字型の突っ張りの金物の場合は、この原理を応用していますが、弱い天井板だと突き刺さってしまう場合があるので、 家具と同じくらいの大きさの板や合板を挟み、力を分散させるのが理想です。

収納家具と天井の隙間をなくす

大型冷蔵庫やテレビはストッパー式器具で転倒を防ぐ

大型冷蔵庫は、背面を壁から10センチほど離し、手前をストッパー式器具で1センチほど高くしておくだけで、転倒しにくくなります。冷蔵庫の底には運送や、配置換えの便を考えてキャスターが付いていますが、地震の揺れで容易に大きく移動することがあるので、脚の部分のロックを必ずしておきましょう。またテレビは粘着マットを下に敷いたり、対応可能な製品ではテレビと台をボルトで結合しておきましょう。 狭い空間におすすめなのが、積み木のようなボックス型収納です。横に並べたり、上に積んだり、玄関のスペースに応じて自由に設計できます。子どもの遊具など、玄関が雑然としてしまうものを収納するのに便利です。

大型冷蔵庫やテレビはストッパー式器具で転倒を防ぐ

ガラスには飛散防止フィルムを

逃げ道を確保する場合、家具の転倒対策と同時に危険なガラスが飛び散らないようにすることも考えなければいけません。扉や棚などがガラスの場合は、飛散防止フィルムを貼って物が倒れたり当たったりしても割れ落ちないようにします。また、扉そのものが開かないようにストッパーをつけることをお勧めします。

家具の配置を工夫する

寝室や避難経路付近に家具等をおかないことが大事ですが、難しい場合は図のように配置することで、安全を確保できます。

家具の配置を工夫する

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